起業に失敗する人の例
起業に失敗をする人の例として多いのが、安易に起業をして後先を考えていなかったばかりに上手く行かなかったというものと夢を追いすぎて現実を直視できずに失敗をしてしまうというケースがあります。
起業というのはほとんどが上手く行かないものだと考えて行う必要があるのですが、多くの人は過信をしすぎてうまくいくはずだと思ってしまったり、あるいはやりたいことを重視しすぎて現実的な経営をすることができずに上手く行かなかったりすることが少なくありません。
安易に起業をする人は上手く行かない
起業をしようとする人もしない人も普通に暮らしていれば、このようなことをすれば儲かるのではと考えることは少なくありません。
しかし、そのようなことはすでに誰かが思いついていて実際に行動を起こして上手く行かなかったり、どこかに落とし穴があったりするものです。
もちろん、ちょっとしたひらめきが一大事業になることも珍しい訳ではありませんから思いついたら行動をしてみるというのは悪いものではありませんが、そこで上手くいくはずだと思い込んで安易に起業に走る人は失敗をしてしまいがちです。
上手く行かないことを前提として上手く行けば大きく儲けることができると慎重に起業を始めるのと、上手くいくはずだと楽観的に考えるのとでは結果は大きく変わってきやすいものです。
楽観的に構えている人は実際に事業を始めると想定していなかった様々な問題が次から次に舞い込んでくることになり、想定外のことだけに適切な対処ができずにそのまま失敗してしまう例は少なくありません。
夢を追いすぎる人も上手く行かない
起業をする時に金儲けをしたいと考える人と、やりたいことをしたいという人がいます。
後者の場合にはやりたい仕事をしたいということが目的であるため、ついつい理想を追い求めてしまうものですが理想を求めるのと安定した事業を行うことができるかというのは別の話となってきます。
時には健全な経営を続けていくためには信念に反するようなことであっても、受け入れてやっていくしかないこともあるのですが、夢を追いすぎるという人はそれをよしとすることができずに上手く行かない方法を選んでしまうというケースが非常に多くあります。
信念に反することをするぐらいであれば失敗をしても構わないという強い志があるのであればともかく、失敗はしたくないだけど信念は曲げたくないという場合には上手くは行かないものです。
事業を行うからには世の流れに沿わなければならない部分も多々ありますから、そのような柔軟性がない人は失敗をしてしまうことが多いのです。